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ディック・フランシス氏死去。 [日記・雑感]

今日の夕刊で彼の突然の訃報を知った俺。

 

学生時代、タバコで煙った友人の部屋の片隅の本棚に、
彼の愛読書「フランス書院文庫」といっしょに大切そうに並んでいた
競馬シリーズ”…。

それがディックフランシスとの出会いだった。


友人宅に行くたび
当時でてた全シリーズをタダ読みさせてもらった
貧乏学生時代が懐かしい。

 

「三日後に連絡がなかったらわが社とはご縁がなかったと思ってください」
大学四年の秋…入社試験の最終面接を終えて
あとは”連絡”がくるかどうかを待つばかりとなった運命の三日後。

一人下宿にこもって待ってるだけの身は不安がいっぱいで
気を紛らわそうと読み始めたのがちょうど借りたばかりの彼の新作。

”連絡”を受けた大家さんのノックの音で我に返るほど

夕日が沈みかけた薄暗い部屋で
電気をつけるのも忘れて彼の作品を読みふけっていたあの日は

いまも忘れられない。


おまけに
就職活動中ずっと彼の本を読んでたせいで
入社試験で彼の文体を自然と真似て書いた作文が
(これで落ちたとしてもこの原稿だけは返却してほしいかも…)
と自分で思うほどの出来栄えに仕上がり

今の会社に入社できたりなんかして…☆


だから今の生活があるのは
彼のおかげだ。

 

80歳を超えてなお作品を書き続けようとする彼の情熱が
こんな形で尽きることなどまったく予想だにしておらず
次回作を楽しみにしていただけに…

とても残念で悲しいかも。


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